四本足

二本足

奇数の足は無いものか

性愛

無性愛

突然誰かを思うこと

「歩くことを止めないというルールだけがあるのです」

自分の棺桶には誰も連れていけない

友情

なんでもないからだ

情報で小さくなる

失くしたと思っていた

スケジュール手帳は

鞄のなかに入っていた

よかったまだ人でなしじゃなかった

熱が出て転んで頭を打った

偶数の足を持っていたからだ

憧れの一本足

歩くことを夢見る足

義足を隠された子どものように

空白を埋める

馬鹿みたいな午後