about distance/「距離」について,30x23cm,oil on canvas,2018

guide to approaching,42.5x30x9x21x54.5x51cm,

acrylic and gesso on jute-felt ,2018

いつも壁に向かって話しかけているみたいな感覚。

でも気持ちがいい。

私にも何も届かない、私の声も聞こえない。

音に、声に、見るもの全てに感動する。

触れるものにも、触られることにも嬉しいとすら思う。

アダルトビデオの見過ぎで不感症になってしまったのなら、

アダルトビデオをもっと見ればいい。見た先に何があるのか、

知らなければいけない。

私は怖かった。

他人が怖かった、触ることが怖かった、学者ぶって作品を作ることが怖かった。

痛覚や気に入らなかった人たちをミキサーに入れて全部混ぜたみたいな気持ちで毎日生きていた。

みんな誰かの恋人で、みんな誰かの子どもで、親であることが怖かった。

別れすら喜びに思おう、

ここにいることを当たり前と思わないで、

毎日嬉しいと思おう。

毎日私はstrangerで、

毎日私は誰かの恋人で、

あなたの為にここに居る。

そういう気持ちで毎日絵を描こう。

ここに来てもうすぐ半年が経つ。

私は今生きていて、確かにここに影がある。

誰かの習慣を大切に思おう。

誰かの代わりに泣いてみよう。

そうすることでしか、「世界」を知ることができない。

自分のことを愛しいと思うのが先か、自分が死ぬのが先か。

私には分からないけど、

そういうことを受け止めてみよう。

なんとなく眠りに落ちるのが怖いとき、

確かに「手」はあって、

ずっと繋いでいる。

 

Text for the exhibition ‘DAS JUB JUB’ ,Salzburg5020,2018

My )works are horizontal and universal. They are actions for being 清濁(sei-daku) meaning purely and turbid at once.

 

2. (My) works are talkative rather than idiolect, like a busy stanza.

 

——21.oct.2018, text for DAS JUB JUB at Salzburg5020