ことばが、果物だったらどんなにいいだろう。
実になるまで待って、それまで、葉が繁って、つぼみがつぶれないようにときどき様子をみて、花になると開いた世界をよろこんで、花びらのあとは、生まれ変わりの、青い実が熟すのを待っている。
ひとつの単語が、動詞が、副詞感嘆詩イディオム言語第二言語
歯をくぐりぬけて体内から溢れ出るまで、話す人を待つことができたらいいのに。
急ぎすぎる人生。すぐに知りたがAddiction。
何日でも、何ヶ月でも,何年でも、君のことを待っている。その口からあらわれる、音を、意味を、摩擦を、声を、楽しみに、待っている。
5月25日,2024